私たちの身の回りには、多くの革製品があります。
バッグ、靴、衣類、財布、ベルトなど、みなさん、革製品をいくつか持っているのではないでしょうか。
こういった革製品は、比較的長い期間使用されることが多いと思います。布製品であるシャツやコートなどの場合には、古くなってくると見た目が悪くなって買い直しとなりますが、革製品の場合は、傷やしわといった使用感がいい感じになってきますからね。エイジングによって、革にツヤが出てくるのも魅力の1つですね。
きちんとメンテナンスしていればずっと使い続けることができるのも、革製品の大きな特徴だと思います。思い入れのあるものや、一生モノとして愛用しているものも、多く存在していることでしょう。
革製品を長い間使っていると、汚れが溜まってきます。ブラッシングしたりレザーオイルを塗ったりすることで表面のメンテナンスは可能ですが、染み込んだ汚れは洗わないと取れません。
自分で革製品を洗うのはかなり難しく、専門のクリーニング業者に依頼することになります。街中のクリーニングショップで「革製品も対応します」と言っているところがありますが、ちょっと待ってください。
革製品のクリーニングは、布製品のクリーニングとは違った技術が必要になることでしょう。依頼するクリーニングショップを安易に決めて、大切な革製品が痛んでしまっては意味がありません。
本サイトでは、革製品のクリーニングを依頼するとき、どういう点に注意して店を選んだらいいかまとめてみました。また、お勧めできる店も紹介していますので、よろしければ参考にしてください。
革製品のクリーニングは必要か?
本サイトを見ていただいているということは、革製品のクリーニングについて、情報収集されていることかと思います。クリーニングショップの選び方の説明の前に、そもそも革製品のクリーニングが必要であるかどうか、考えてみましょう。
革製品は、ブラッシングしたりレザーオイルを塗ったりするだけでも、日々のメンテナンスとしては十分な場合もあります。これらのメンテナンスだと落とせないような汚れがある場合に、クリーニングを検討することになります。
染み込んだ汗や皮脂を綺麗にしたい場合や、食べ物や油分をこぼしてしまい染み込んで取れなくなったものを綺麗にしたい場合などには、クリーニングが有効です。
クリーニングに出すと、ある程度ダメージを受けることは避けられません。なるべくならクリーニングには出さずに普段のメンテナンスで綺麗な状態を維持し、どうしても必要な場合にクリーニングに出すようにすれば、革製品を長持ちさせることができます。
もう1つ、別の視点で考えてみます。
革製品を長い間使っていて、全体的に傷や汚れが目立つようになっている場合もあるかと思います。レザーオイルを塗りこんでも、傷や汚れが消えないような場合ですね。
この後説明しますが、革製品のクリーニングでは、単に汚れ落としのために洗浄するだけでなく、傷や破れを直したり、革素材の風味を整えるなど、リペア(修復)を含めて依頼することが効果的です。
技術をもった業者に依頼すると見違えるほど綺麗になって戻ってくるので、リフレッシュ目的でクリーニングに出すことも有効です。
以上のように、革製品をクリーニングに出す前には、どのようなところを綺麗にしようとしているのかをよく考え、必要な場合に依頼するようにするのがいいと思います。
近所にあるクリーニングショップは、どうなのか?
革製品に限らず、クリーニングを出そうとしたとき、近所で探すことが多いと思います。わざわざ遠くに持っていくのは大変なので、近所で済ませたいですよね。
最近のクリーニングショップは、革製品も受け付けているところが増えてきています。シャツやコートをクリーニングに出すついでに、バッグや靴も出してみようと考えるときがあるかと思います。
そのクリーニングショップ、安心して革製品のクリーニングを依頼できますでしょうか?
一般的に、クリーニングというとシャツやコートなどの布製品が大部分となっていることでしょう。革製品に対応したクリーニングショップが増えてきているとはいえ、布製品と比べると革製品のクリーニングが依頼される数は少ないです。
おそらく、布製品のクリーニングがメインであって、革製品はおまけ程度。そのような状況で、きちんとした設備投資をして優れた技術を持っているとは思えません。
革製品のクリーニングについて熟知した職人が対応していて最適な方法で洗ってくれればいいのですが、残念ながらそこまでは期待できないと思います。
大切な革製品が大きなダメージを受けた状態で戻ってくるとショックなので、クリーニングを依頼する店は、慎重に選びたいです。
近所にあるリペア(修復)ショップは、どうなのか?
ホームセンターや駅前などで、合鍵作成や靴底修理を受け付けている店がありますよね。そのような店では、革製品のリペア(修復)も受け付けている場合があります。
このような店は、あくまでもリペア(修復)が対象となります。傷や破れを直したいといった場合には、適していると思います。
大抵、その店に職人がいて修理機材もそろっているので、安心して依頼することができると思います。
しかし、リペア(修復)であって、洗浄ではありません。汚れ落としや全体のリフレッシュのために革製品の洗浄を依頼したい場合、革製品を洗える店、すなわちクリーニングショップ以外には選択肢がありません。
お勧めできる革製品のクリーニングショップ
では、革製品を洗ってもらいたいとき、どのようなクリーニングショップを選べばいいのでしょうか?
理想は、革製品のみ扱っている専門のクリーニングショップです。そのようなクリーニングショップが近所にある場合には、迷わず選んだ方がいいと思います。
しかし、このようなクリーニングショップは見たことがありません。もし革製品のみの取り扱いだと、依頼数は少数となり、とても経営していくことができる状況ではなくなってしまうことでしょう。
そのため、上記で説明したように、いちおう革製品も取り扱っているといった程度のものとなってしまいます。
実店舗だけではなく、ネット受付の店まで選択肢を広げると、革製品を専門に扱っているクリーニングサービスがいくつか見つかります。ネット受付の場合は対象が全国なので、依頼数も多くなり経営しやすくなるんでしょうね。
ネット受付で革製品のクリーニングを取り扱っているクリーニングサービスをいくつか比較してみたところ、革製品専門宅配クリーニングのRINAVIS(リナビス)が好印象でした。
このサービスが優れていると感じた点について、このあと説明していきます。
RINAVIS(リナビス)の優れている点
革製品のクリーニングをネット受付で取り扱っているサービスをいくつか比較し、RINAVIS(リナビス)が好印象であったポイントは、次のようになります。
優れたクリーニング技術を持っている
RINAVIS(リナビス)は、もともと布製品のクリーニングから始まったクリーニングサービスで、創業60年の老舗です。
ホームページを見ていただくと分かりますが、技術と実績が半端なくあります。
布製品のクリーニングで培った技術をベースに、革製品のクリーニングを研究して確立させていますね。
布製品でも革製品でも、素材によって洗い方や乾燥方法が異なってくるみたいです。どのような洗剤で洗い、どのような温度・湿度で乾燥させるのがいいかなど、私たち素人では想像できないくらい細かな管理をしているのには、驚きました。
おそらく、何度も失敗を繰り返しながら、膨大な量の経験によって得たノウハウなのでしょう。クリーニングチェーン店では真似できないような技術力を感じることができ、このような店であったら安心して依頼することができます。
リペア(修復)技術も信頼できる
クリーニングショップなのだから、ある意味洗うことは専門。革製品といえども、適切に洗うことができて当然といった考え方もありますよね。
RINAVIS(リナビス)が優れていると感じたのは、洗浄技術だけではなく、リペア(修復)技術も優れているからです。
こちらも詳細はホームページを見ていただくと分かりますが、洗いと乾燥の後、修復、色入れ、仕上げといった工程をすべて手作業で実施しています。
傷や破れを修復し、色あせたところを染色し、素材本来の風味を生かすように仕上げる、といった工程で対応しています。クリーニングではなくリペア(修復)サービスとしても、十分やっていけるだけの内容となっていると思います。
「綺麗に洗浄し、傷んでいるところを補修して素材に合わせて仕上げる」といった一連の作業を、すべて安心して依頼することができる訳です。
また、別途有料とはなっていますが、金具やファスナーなどが劣化・破損している場合に、パーツ交換といった作業もできるとのことです。ここまでくると、クリーニングの域を超えていますね。
自宅から一歩も出ることなく、24時間クリーニングを注文できる
RINAVIS(リナビス)は、日本全国どこからでも、24時間いつでもネットで革製品のクリーニングが注文できます。革製品のクリーニングを注文できる店が近所にない場合や、昼間は仕事で持っていけない場合など、実店舗を使うときのような制約がありません。
利用方法はこのあと説明しますが、ネットで注文して集荷キットを届けてもらい、集荷パックに詰めてヤマト運輸に依頼するだけです。
面倒な手続きは一切なく、いつでも簡単に利用できます。
多くの革製品、革素材のクリーニングを依頼できる
RINAVIS(リナビス)は、多くの革製品、革素材のクリーニングを依頼できます。
依頼内容によっては困難であったり別料金であったりする場合も考えらえるので、不明な場合には電話やメールで問い合わせると、できる・できないを正確に教えてもらえます。
対応している革製品
バッグ、革靴、ブーツ、スニーカー、革ジャン、毛皮、財布、小物
対応している革素材
皮革製品、ムートン、スウェード製品、キャンバス生地、ナイロン生地、エナメル、オーストリッチ、フランス製希少品、クロコ製品、爬虫類等
高級ブランド品のクリーニングを依頼できる
革製品のクリーニングショップで、「高級ブランド品は受付できない」ということはよくあります。
まあ、クリーニングショップ側の立場で見ると、気持ちは分かります。ウン十万円もするような高級品のクリーニングを受け付けて、仕上が悪いとクレームがついて賠償責任を問われたりすると、損害が大きいですからね。
RINAVIS(リナビス)は、高級ブランド品の受付が可能です。対応可能なブランドリストはホームページに記載されていますが、ルイヴィトン、プラダ、シャネル、グッチ、エルメスなど、著名なブランドはすべて受付可となっています。
ここまでくると、本物ですね。絶対に失敗しないという自信とプライドがないと、このような受入れはできないと思います。
高級ブランド品であっても安価なものであっても、それが大切にしているものであることには変わりありません。どのような革製品でも、安心して依頼できます。
クリーニング不可と表示されているものでも洗える
革ジャンなどで、洗濯表示にクリーニング不可と表示されているものは少なくありません。靴やバッグなどになると、そもそも洗濯表示なんてなく、洗うことを前提に作られたものなんて無いかもしれません。
通常、クリーニングショップでは、洗濯表示に従って対応します。そのため、クリーニング不可となっているものや、洗濯表示が付いていないものは、受け付けてもらえないことが多いです。
RINAVIS(リナビス)では、クリーニング不可となっていても、95%は取扱いできると言っています。
洗濯表示は、製造元が「このような洗い方だったら大丈夫」といった基準を示しているものです。そのため、洗濯表示が付いていると、クリーニングショップはある程度安心して取り扱うことができるはずです。
クリーニング不可となっていたり選択表示がない場合、洗い方はすべてクリーニングショップで判断することになります。このような状態で95%は取扱いできると言っているので、革製品の状態を見て、どのように対処すればいいのか正しく判断できるだけのノウハウと技術があるのでしょう。
全国対応のネット受付型クリーニングサービスがベスト
以上のように、全国からネット受付するという特性を生かして、優れた品質のクリーニングが提供されています。今まで近所でクリーニングショップを選んでいたような人も、ネット受付のクリーニングサービスを使ってみてはいかがでしょうか。
実店舗を使ってきた人は、実際にクリーニングショップの人と話ができないと不安な場合もあるでしょう。RINAVIS(リナビス)では、クリーニングを依頼する前の相談など、電話やメールでの問い合わせが無料でできます。メールでは画像データを送って相談することもできるので、実店舗で店員と話すのとほぼ近い状態で相談できます。
注文するにあたり不安や不明点があった場合には、相談してみるといいかと思います。
本サイトでは、お勧めのクリーニングサービスとしてRINAVIS(リナビス)を紹介していますが、他にいくつか同じようなサービスが存在しています。他のサービスを比較検討する場合には、上記で説明したような視点で、各サービスを確認してみてください。
きっと、信頼できるクリーニングサービスが見つかると思います。
RINAVIS(リナビス)を利用するには?
RINAVIS(リナビス)に革製品のクリーニングを依頼するのは、とても簡単です。ちょっと工夫することでより確実なものとなりますので、ポイントを説明します。
不明点をしっかりと相談
シャツやコートのクリーニングとは異なり、革製品をクリーニングに出すときには、1点ずつ依頼したい内容が違ってくるかと思います。
「このように仕上げることができるか?」とか、不明点を事前にしっかりと相談しておきましょう。そうすることで、出来上がってきたときに考えていたイメージと違うということにはならないと思います。
クリーニングの注文
RINAVIS(リナビス)のホームページから、革製品のクリーニングを注文します。注文は、次の4種類から選ぶことになります。
- 皮革・ブランド品のバッグ
- 皮革・ブランド品の靴
- 皮革・ブランド品の衣類
- 皮革・ブランド品の財布(小物)
それぞれ、クリーニング、キズや擦れの修復、色補正、仕上げまでがセットとなっています。
注文時に、料金をクレジットカードで支払います。
集荷バッグに詰めて発送
注文すると、集荷キットが届きます。クリーニングを依頼する革製品を集荷バッグに詰めて、同封されている着払伝票を使い、ヤマト運輸で発送します。
仕事などで日中の発送ができない場合には、ヤマト運輸が提携している、コンビニに持ち込みましょう。その場合、24時間いつでも発送が可能です。
クリーニング完了後の受取
クリーニングの完了後、宅急便で配達されます。革製品のクリーニングは、おおよそ1ヶ月程度の納期となっています。素材や大きさによって1ヶ月以上かかる場合もあるとのことなので、時間に余裕を持って依頼しましょう。
クリーニングを依頼できないもの
RINAVIS(リナビス)では大部分のケースで対応してもらえますが、以下のような場合は受付できないと説明されています。
- 汚物・嘔吐物がついたままのもの
- ペットが使用したもの
- 劣化が著しいもの
- エナメル素材・樹脂コーティング素材の浸透したシミ
- ヌメ革のシミや濃くなった部分の色補正
判断に迷った場合には、電話やメールで問い合わせてみるといいかと思います。